大山しょうじの PHOTO News

08/10/28
浸水被害対策(新羽末広幹線の工事)を視察


地下約50m、港北区の太尾新道の真下辺りです。

  写真は「地下鉄の線路」のように見えますが、ポンプ場に集まってくる雨水を一時的に貯留する設備になります。現在工事中の「港北処理区新羽末広幹線(太尾・駒岡区間)」です。10月28日、整備状況を視察してきました。

 横浜市では、鶴見川沿線に設置した多数の排水ポンプで、降雨時の排水を行っていますが、大雨時に氾濫の危険がありそうな時は、鶴見川へ排水しているポンプの運転を停止しなければなりません。このような場合に、ポンプ場に集まってくる雨水を地中に設けた貯留設備に一時的に貯留し、河川への排水量を制御して浸水被害発生を防ぎます。

 今夏、「ゲリラ豪雨」と言われる、局地的な大雨による浸水被害が横浜市内でも多くあり、浸水被害対策については、できるところからでも早急に手を打っていく必要があります。この「新羽末広幹線」は、現在工事中で、平成23年度末に完成予定です。完成すると、幹線全体で約41万平方m(=横浜スタジアムの約1.3杯分)の雨水を貯留することができ、時間降雨量60mm(=10年に1回程度の大雨と言われる)にも対応できることになります。(現在は、50mm対応。)


地下鉄の線路のような?設備
横浜市会議員 大山しょうじ