「16年度予算編成に向けての政策提言書」に対しての横浜市の回答

04/05/16UP

9−11.神奈川区


1 「神奈川区まちづくりプラン」を軸に行政と地域の連携や整備を強化し、「臨海部」「内陸部」「丘陵部」それぞれの特性を活かしたまちづくりを進めるとともに、これからの少子高齢化時代に向けて早期対応を図り高齢者の生活を充実させ、また赤ちゃんからお年寄りまでが住みやすい優しいまちづくり!! 「神奈川区まちづくりプラン」は、おおむね20年後を見すえて、区民、事業者、行政がそれぞれの役割を果たしながら、まちづくりを進めていく上で共有する基本的な方針となるものです。
今後とも「神奈川区まちづくりプラン」に沿って、「臨海部」「内陸部」「丘陵部」それぞれの地域の特性を活かしつつ、各地域が連携し、一体性を確保したまちづくりをめざします。
また、誰もが安心して生活できるように、区民と協働しながら、福祉・保健環境の充実をめざします。神奈川区内の地域ケアプラザの整備につきましては、平成16年度は沢渡町で実施設計を行います。その他の未整備地区につきましては、区と連携して候補地を選定し、整備を進めてまいります。
また、高齢者や障害者など誰もが住み慣れた地域で安心して暮らせるよう「福祉のまちづくり条例」に基づいて、人にやさしいまちづくりを推進してまいります。
高齢者が介護を必要とする状態にならずに、健康でいきいきとした地域生活を送れるよう、自立支援と介護予防を推進するとともに、援護を必要とする高齢者には介護保険対象サービスと本市独自のサービスを組み合わせながら在宅生活を支援し、すべての高齢者が安心して暮らし続けられるよう施策を推進します。
2-1 子供と高齢者が触れ合う機会を充実させることができる施設づくり 地区センターやコミュニティハウスの整備にあたりましては、子どもから高齢者まで幅広い年代層が利用できるよう、地元の意見を聞きながら進めております。
2-2 市民ホールの誘致(横浜駅周辺であることからイベント開催を視野に入れ)。 横浜駅周辺での市民ホールの整備につきましては、「中期政策プラン」上整備計画はありません。
3-1 三ツ沢スポーツ公園他、遊び場の整備。 子供の遊び場につきましては、老朽化した遊具の修理及び交換などにより、今後も環境整備を図ってまいります。  
3-2 東横線地下化事業に伴う跡地プロムナード緑化の環境整備やホームレス対策。 横浜市では、ホームレスに対し、一時的な宿泊場所を提供するとともに、生活指導等を行い、その自立を支援するため、ホームレス自立支援事業を実施しております。また、神奈川福祉保健センターの窓口において、生活・医療相談を行なっており、公園等の施設管理者と連携して街頭相談を実施しております。
東横線地下化後の跡地利用については、周辺にある三ツ沢せせらぎ緑道、滝の川せせらぎ緑道等とプロムナードのネットワークを形成するため、緑豊かな遊歩道(緑道)として整備を行ってまいります。
3-3 ごみ施設の設置(家庭ごみの集積場所の転換・地域別)。 ごみ集積場所については、地域の皆様が日常生活で出すごみを置く場所であることから、設定やその維持管理については、利用される地域の皆様の相互協力により行っていただくことを基本としております。
4-1 商店街や学校の空き店舗・教室を利用し地域別に老人学校や憩いの場を提供。 元気な高齢者が集える施設として、市内には老人福祉センターをはじめとして、様々な施設が設置されていることから、新たに空き店舗等を活用して施設を設置することは考えておりません。
4-2 障害者支援策強化、グループホームの設置、拡充。 障害者支援策の強化については、中期政策プランなどに基づき、引き続き取り組んでまいります。その中で、障害者が地域で自立した生活を送ることができるよう、障害者グループホームの設置促進等を図ってまいります。
4-3 高齢化時代において高齢者が気軽に立ち寄れるような施設の確保。 元気な高齢者が集える施設として、各区に老人福祉センターを設置しているほか、地区センター等、様々な施設があることから、新たに施設を確保する計画はありません。
5-1 既存施設の機能転換を検討し、商業、文化などの新たな機能を集積した複合的な都市空間の形成等。 京浜臨海部、ヨコハマポートサイド地区、山内ふ頭周辺地区などにおいて、既存の都市機能の転換等により新たな都市空間の形成を進めています。
駅前地区等の既成市街地においては、再開発事業等により、商業、文化、業務等の機能の集積を図ってまいります。
5-2 生涯教育の拡大。 市民の自律的な生涯学習活動の支援を進めてまいります。
6-1 狭あい道路(斉藤分町・三ツ沢他)においては小型バス導入の検討。 小型バス路線の導入については、事業としての採算性などの条件が整うことが必要と考えられますが、関係バス事業者に対して働きかけてまいります。
6-2 渋滞箇所の緩和。  引き続き、幹線道路のバスベイ設置や交差点の右折車線設置、改良等で渋滞緩和に努めてまいります。
7-1 みなとみらい21線開通により東横線地下鉄駅周辺の整備。 東横線地下化後の跡地利用については、緑豊かな遊歩道(緑道)として整備を行ってまいります。駅や緑道周辺の道路等についても、あわせて検討してまいります。
7-2 東神奈川駅前周辺整備や駅前公園広場機能づくり。 東神奈川駅東口につきましては、市街地再開発事業や優良建築物等整備事業等を実施し、土地の高度利用を図るとともに、駅前広場や歩行者デッキ等の整備を行っております。また、西口につきましても、国が歩道橋の架替工事等を進めています。
8-1 派出所の増設(密接した住宅地での防犯対策・役所、警察、地域の連携)。 派出所に関しては、関係機関より「交番の新設は困難な状況にある」との回答を受けておりますが、引き続き働きかけてまいります。また、地域のボランティア、自治会・町内会、警察等との連携によるパトロール活動を行うことにより、地域における犯罪を抑止し安心して暮らせるまちづくりのために努めてまいります。
8-2 臨海部の整備。 ウオーターフロントの新たな市街地として整備の進むみなとみらい21地区などと、産業の空洞化等により地域活力の低下が懸念される京浜臨海部を結節するJR東神奈川駅周辺から臨海部にわたる枢要な地区な場所を「東神奈川臨海部周辺地区」として、都市機能及び港湾機能が融和した再編を進めるための取組をおこなっています。平成14〜15年度の概ね2ヶ年で地元の意向調査や国との協議会を組織するなど、15年度末の再編整備計画の策定に向け取り組みを進めています。

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