市営バス路線の再編成(特に24系統、38系統)に関して

06/12/28UP
● 市営バス路線の再編成(特に24系統、38系統)に関してご要望いただいた皆様へ

 市営バス路線の再編成にあたり、特に24系統、38系統について、たくさんの方からご要望をいただき、私も交通局や道路局等関係局の幹部に個別にその声を伝え、また、市議会の交通問題対策特別委員会でも発言してきました。
 原案では、「一部区間・全部区間廃止対象(30路線)」でしたが、皆さまからの力強い要望の結果、11月14日、「廃止による地域住民への影響が大きいと考えられる路線」とされ、激変緩和措置として、路線の再編・統合等により、2年間の暫定運行がされることとなりました。
 皆様にとっても、私にとっても、100%納得できる形ではありませんが、ご報告します。

 ※詳細の資料が必要でしたら郵送しますのでご連絡下さい。
 ※交通局のHP http://www.city.yokohama.jp/me/koutuu/bus/saihensei/kettei.html からもご覧いただけます。

 今回の件もこれで終わりではなく、「運行本数が少ない」、「通勤・通学時間帯に使えない」等、いただいている多くの声については、引き続き要望して参ります。また、市が新たに打ち出した「地域交通サポート事業」による支援の検討など、市民の足を確保していくための方策を、今後とも地域の皆さまからの要望を聞き、共に考えていきたいと思います。

 ※ご参考までに、10月31日の市議会の交通問題特別委員会での「市営バス路線再編成について」の私と交通局長の質疑の一部(抜粋)をご紹介します。

(大山)路線維持制度や、暫定運行(2年間)を出してきた。これは、路線再編成の案を出した後で、市民の声に応える形で出してきた。路線廃止の案を出すときに、横浜市として廃止の影響を酌み、想像し、セットとして出すべきだった。また、経営が苦しいのであるなら、敬老パスや、バス料金を少しくらい値上げしてもよいから「バスをなくすのだけはやめてくれ」という声が私のところにもあったが、今回の案を出す前にそういった観点で検討しなかったのか?
(交通局長)「大山委員ご指摘のように、我々も想定しなかったのは、少しくらい通常の料金(210円)よりも出してもいいらから路線を残してほしいとか、そういう意見がかなりの(説明会の)会場であった。従前そのような意見はあまり把握していなかった面がある。バス料金の値上げ等については、・・・内部でも検討はしたが、今の均一制度の枠組みの中では難しい。」


(大山)例えば、足のリハビリのために、バスに乗りスポーツジムや病院に通っている人もいる。交通局の経営改革を進める一方で、市全体の施策からすると、このようなケースは介護予防等、福祉の視点からすると反するのではないか。路線廃止の影響をどのように考え、個々の廃止の影響をどのようにフォローしていくのか?
(交通局長)全体では、大体、8万5千〜6千人の方に影響。全部なくなってしまう区間では、7500人くらいの方に影響があると推測。今後きっちり検証していきたい。
(大山)地域の現場で一人ひとりの市民の方に会い、地域に入れば入るほどいろいろなニーズがある。市としても意見としてたくさん受け止めたと思うので、そうした意見を踏まえて今後も進めていくべき。

横浜市会議員 大山しょうじ
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