「歩きタバコ(歩行喫煙)の禁止」の条例制定を!

07/01/11UP
● 横浜市での「歩きタバコ(歩行喫煙)の禁止」の条例制定を!

啓発ポスター

私の活動レポート(平成18年秋冬号)で、以下のような問いかけをしました。

「公園内にごみを捨てる人が多いので、横浜市で注意する看板を立ててほしい!」、「歩きタバコが子どもに危険なので、条例で禁止し罰してほしい!」・・・。
市会議員である私に実際に多く寄せられている要望です。
公園内に注意の看板を立てることや、歩きタバコを条例で禁止し、違反者に罰金を科すことは、そんなに難しいことではないと思いますが、果たしてそれでいいのでしょうか?
歩きタバコの問題については、
「そんなことは、マナーやモラル、常識の問題。必要ない。」(反対)
「とは言っても、現状はあまりにひどい。決まりをつくって違反者を徹底的に取り締まるべき。そうしないとよくならない。」(賛成)
など、両論あります。
隣の川崎市では、川崎駅や武蔵小杉駅など主要な駅周辺でのいわゆる「歩きタバコ」を条例で禁止(下記アドレス参照)していますが、10月1日からは悪質な違反者に対し2000円の科料(=罰金)を課すこととになりました。
一方、横浜市の「歩きタバコの禁止」についての考え方ですが、「喫煙者のマナー向上が何よりも重要」というスタンスで、これまでも啓発活動により解決しようとしてきました。しかし、「横浜市でも同様の条例を制定してほしい。」という若いお母さん方からの切実な声が、ここ2、3年、私のところにも、とても多く寄せられています。
「歩きタバコの禁止」の条例制定が、進んでいる取り組みとして評価されるのか、街としては恥ずかしい取り組みなのか、意見が分かれるところです。
ひとつ言えるのは、こんなことを議論しなければならないほど、我々の住む社会のマナーが低下していることは事実です。
そうしたところ、たくさんの方から歩きタバコについてのご意見をいただきました。
9割以上の意見が、「条例制定すべき」という趣旨のものでした。
私も活動レポートでは問題提起の形をとりましたが、歩きタバコ(歩行喫煙)の禁止については、結論としては、このまま放っておくのは社会的無秩序に対する無責任な対応と言わざるを得ない状況になってきており、「一段上の啓発」の意味も込めて「条例制定すべき」との賛成派で、3年前の平成16年3月10日の予算特別委員会で横浜市での条例化を要望して以来、ことあるごとに主張しています。
先般12月1日の環境創造・資源循環委員会でもこの問題を取り上げ、主張しました。
そして、12月13日の本会議で、中田市長は、「何よりも本人のモラル向上が重要だが、マナーが守られていない状況も見受けられる。駅前広場など人通りの多い一定の場所での喫煙制限を設けることについて検討したい。」と発言、横浜市でも条例制定に向け、1歩前進しそうです。

○川崎市路上喫煙の防止に関する条例について
横浜市会議員 大山しょうじ
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