「議員秘書の目」・2


 大山しょうじは、タウンニュース(港北区版)に1月30日号より、「議員秘書の目」と題したコラムの連載をしています。(全5回の予定です。)
13字X28行の限られたスペースですが、政治を身近に感じていただければ幸いです。


タウンニュース2月13日号
代理は「気づかい」?「胃づかい」?


議員は忙しい。いくつかの会合が重なった時には秘書が代理で出席する。議員の名前を売ることは、秘書の重要な任務の一つだ。

たくさんの名刺と白・黒のネクタイは秘書の必須アイテムである。 中でも結婚披露宴は、こちらも幸せな気分になれる”とても嬉しい代理”だ。

一方、戸惑うのは、故人を直接知らない「法事」である。
議員の代理ということで上座に案内され、ご親族の方も代わるがわる挨拶にこられる。
私も神妙な顔をしてただ座っている訳にもいかず、食事もそこそこに、受付や車の誘導などを手伝う。中には私のことを一体誰なのかと不思議に思う人もいるだろう。

さらに私が一番恐れているのは、突然の代理が入ったときに「夕食はいらない」と妻に伝えることだ。翌朝、その夕食を食べることは結構「胃」も「気」も重い。

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