コミュニティバスの試運行に乗車してきました

08/10/21UP
● コミュニティバスの試運行に乗車してきました

新横浜駅前からまもなく出発!

 高齢社会が進み、社会も多様化する中、既存の交通体系では応えきれず、
 新たな交通サービスの必要性が求められています。
そんな中、港北区内でも、「コミバス市民の会」による、港北区南部の幹線道路を小型バスで循環するものと、「菊名・篠原丘陵地シャトルバス実行委員会」の計画する、10人乗りのワゴン型車輌で丘陵地の住宅地を回る計画の2つがあります。

 今回、10月17日(金)〜19日(日)の3日間、「コミバス市民の会」によるコミュニティバスの第4回の試運行が実施されました。
 私も、初日(17日)の午後4時、新横浜発の「南ルート」(新横浜〜菊名〜篠原〜岸根〜新横浜)に乗り、1周してきました。私が乗っていた時間帯は、ベビーカーを押したお母さんや、年配の方々、また、学童保育の児童が20人以上も利用し、かなり賑わっていた印象があります。
 実際、試運行3日間の乗車数も1348人と、昨年(第3回)の約700人を大幅に超えるものとなり、試運行自体は「大成功」と言えるものと思います。

   参考資料・・・・http://komibasu-k.sakura.ne.jp/sblo_files/komibasu/image/IMG_0003_NEW.pdf

 さて、私は他都市・他地域のコミュニティバスの運行も視察、調査してきましたが、どこもやはり一番のネックは「採算性」で、そこに一番苦労されています。もちろん、乗車料収入だけで「採算性」がとれるルートであれば、バス会社が走らせているでしょうから当然です。

 港北区内で計画されている2つのコミュニティバスもそれぞれ、高齢者や
 障がい者の方々の活動機会増大のための手段として、通院の不便さの解消や、買物の便の確保、また、児童・生徒の学童・習い事・図書館・プール等への足としてなど、潜在的なニーズは多くあると思います。財政面はもちろん考慮しつつ、そこを何とかするのが、「公」の役割です。

 コミュニティバスの運行に向けて努力されている方々や、実際に喜んで乗車している人達をみていると、私も何とか実現のために力になれないかと強く思います。
いずれにせよ、多くの方々に知ってもらい、乗ってもらって「乗車料収入」を上げること、企業や団体、病院等から「協賛金」を募ること、そして、行政の「支援」、この3つが大きな柱になります。

 私も市当局に対して、横浜市の行う「地域交通サポート事業」での本格運行に際しての支援の拡充や、敬老パスでコミュニティバスの利用を可能すること(京都市では行っている)等、様々な提案をしていますが、今のところいい話にはなっていません・・・。今後とも、「地域の足」を自分たちで確保するんだという人達の思いを「カタチ」にすべく、引き続き頑張ってまいります。

平成20年10月21日
横浜市会議員 大山しょうじ
Copyright 2006-. office SHOJI OOYAMA. All rights reserved.