港北はこんなまちであってほしい 〜 子ども達が夢や希望を持って育つまちにしたい。

教育の改革

 「なぜ、勉強しなくてはならないのか?」
 こんな、子ども達の素朴な疑問にこたえるのは、難しいものです。
 私の場合は、中学1年の時の、英語の先生があるCMで使用されていた英語のワンフレーズを真似たのを聞いて英語にビビッときました。
 「英語ってなんてかっこいい言葉なんだろう」「いつか必ず外国へいくぞ」
 それから、私は英語にとても興味を持ち、好きになり、英語だけはよく勉強をしました。子どもの何か学びたいというのは、こんな単純なあこがれからはじまることが多いのではないでしょうか?
 今、日本の子ども達は、夢を描くことが難しくなっているようです。やりたいことを見つけるには様々な社会での体験が必要となりますが、その経験が圧倒的に不足しているのでしょう。夢を叶えたいと思うには強い感動や誰かの役に立ちたいという思いが必要です。そして、この夢こそが子どものやる気、人格形成に大きく役立つと思うのです。
 健全な社会をつくるには、社会の一員としてのルールを守り、行動に責任を持つ人間形成が必要になります。これからの時代、自立心が強く、他を思いやる子どもたちを育てることが重要な課題です。今までの教育システムを抜本的に改革し、子どもに多くの"体験する機会"を与え、子ども達が自発的に自分の力で判断し、行動できる環境を家庭、地域社会、学校が三者連携し創りだしていく必要があります。

@ 体験学習の積極的な導入・まちの教育力の活用。
■ 子ども達の興味を刺激し、個性を伸ばすきっかけづくりのため、郷土教育や環境教育、ボランティア教育など体験学習を積極的に導入します。
■ 地域に住む人がそれぞれの知識、技術、技能・伝統文化を子ども達に伝えたり、仕事の現場を公開するなどといった多様な学習機会を提供していきます。

A 使命感をもった優れた教師の確保。
 教育は国づくり、人づくりの基本です。それゆえに教師は、国家・社会にとって特別な職務であることを自覚し、自ら人格の向上に努め、教育指導方法を磨き、信頼されなければなりません。社会も、教師が時代を担う青少年を教育するという重要な任務を担っていることを正当に位置付け、評価するべきであります。生徒・保護者・地域から信頼され、期待される「公教育」をつくるべきです。
■ がんばった教師が認められる評価制度の確立します。
■ 教師の採用・養成・研修、その他教育に関する諸制度を抜本的に改革します。
■ 幅広い視野と多様な価値観を養うため、一般社会人、外国人の積極的な登用をします。

B 選択肢の広い教育システムの確立。
■ 個々の能力や個性の応じ、選択可能な多様な教育課程を整え、個人の創造力と自立心を育て、個性に応じた進路や職業の選択ができる教育環境を整備します。
■ 同時に、生涯教育の選択機会を広げます。
■ 編入・転入の自由化など、学校選択の自由を基本とする教育システムを構築します。
■ 公立校の中・高一貫教育の普及拡大をはかるなど現行教育制度を抜本改革します 。

C 安心して子育てをできる環境づくり。
少子化でこどもの数は全体として減少していますが、共働きの増加等により、保育のニーズは増大しています。子を育てる親にとっても安心して子育てができ、いきいきとした生活を送れる社会をつくります。
■ 保育施設等を整備・充実し、待機児童の解消をめざします。
■ 病児保育、一時保育など多様な保育ニーズにこたえる環境を整えます。
■ 子育て中の市民が気軽に相談・交流できる場を提供します。
Copyright 2003. office SHOJI OOYAMA. All rights reserved.